今回は、VAMOSのアルゼンチン出身のFabrizio(ファブリシオ)先生から、アルゼンチンのクリスマスを紹介する記事が届いています!
日本語とスペイン語の両方で紹介致しますので、スペイン語を学習されている方は是非スペイン語でも読んでみて下さいね。
アルゼンチンのクリスマスは何をするのでしょうか? (イベントが盛りだくさんなので)きっと「何をしないでしょうか?」と尋ねる方が良いかもしれません。
¿Qué es la navidad en Argentina? Creo que es mejor preguntar, ¿Qúe no es?
アルゼンチンのクリスマスといえば、プレゼントに食事、そして情熱のキスと心を込めたハグです。
アルゼンチン人は、ヨーロッパからの移民やその子孫達が大半なので、多くの人がヨーロッパ人の血を引いています。そのため、私たちのクリスマスは、遠いヨーロッパの習慣と多くの共通点を持っているのです。
La navidad en Argentina es regalos, comidas, besos con mucho entusiasmo y abrazos con mucha humedad. La mayoría de las personas en Argentina contienen descendencia de algún lugar europeo, por inmigrantes o por hijos de inmigrantes. Es así que nuestra navidad tiene mucho en común con aquellas lejanas costumbres.
アルゼンチンでは、「día de la virgen(ディア・デ・ラ・ビルヘン)」といわれる12月8日にクリスマスツリーを準備します。家族でワクワクしながら素敵な飾り付けをします。
さらに、クリスマスツリーと一緒に飾る「pesebre(キリストの生誕を形どった馬小屋と人形のクリスマス飾り)」もとても伝統的なもので、これは1月6日のレジェスマゴスの日のためのものです。クリスマスツリーを出してから2週間は、そのデコレーションとライトがキラキラと街を輝かせます。
Armamos el arbolito o gran árbol de navidad el 8 de diciembre, día de la virgen. Entre familia lo armamos con mucha anticipación y grandes decoraciones. Además, el pesebre que acompaña el árbol es también muy tradicional y como es también, el día de los reyes el 6 de enero. Luego del árbol siguen dos semanas de decoraciones y luces que resplandecen en la ciudad.
pesebre(“ペセブレ”:キリストの生誕を形どった馬小屋と人形のクリスマス飾り)
この時期になるとクリスマスソングやクリスマスのプロモーションと共に、チョコレートのサンタクロースや「Pan Dulce (日本ではイタリアの“パネトーネ”として知られるドライフルーツが入った甘いパン)」が登場します。(アルゼンチンは南半球にあるので)夏の習慣とは対照的に見えますが。
夏の間、そして海岸沿いの街はその湿気の中、私たちアルゼンチン人はチョコレートとアサード(南米のバーベキュー)、そしてアイスクリームに魅了されるのです。
Enrelazado por las canciones y promociones navideñas surgen los papá noeles de chocolate y los panes dulces, costumbre que contrasta con el verano. Entre el verano y la humedad de las ciudades costeras, los Argentinos nos vemos atraídos por el chocolate, el asado, y también con más sentido el helado.
papá noeles de chocolate(チョコレートのサンタクロース)
Pan Dulce(“パン・ドゥルセ”:日本ではイタリアの“パネトーネ”として知られるドライフルーツがたっぷり入った甘いパン)
そして、ついに12月24日のディナーです。待ちに待った「クリスマスイブ (Noche Buena)」ですね。
この日は、大家族も小さな家族も、静かな家族も騒々しい家族も、みんな集まって仲良くディナーをします。
アサード、豚肉、仔羊、七面鳥、あらゆる肉料理がテーブルに並びます。そして少しの「vitel toné (ヴィテル・トネと呼ばれる肉料理)」も忘れてはいけません。マヨネーズで風味を整えたロシア風サラダ(ensalada rusa)も。前菜には、フライドポテト、ナチョス、ピクルスなど。
この盛大なディナーは、おじいさん、おばあさん、従兄弟たち、友人たちも、みんな一緒に食べます。
休憩も挟んで、遊びたい子ども達は花火をしたりします。ですから、ご近所さんの花火の騒音を伴うこともしばしばです。
Y llega la cena del 24 de diciembre. Esta es la gran contada “Noche Buena” en la cual la familia, grande o chiquita, silenciosa o ruidosa, se junta para cenar en armonía. Un asado, un cerdo, un cordero o un pavo, lo que venga de carne se encuentra en la mesa. Y por qué no, un poco de vitel toné para acompañar. Ensalada rusa hace espacio, con la mayonesa para ayudar el paladar. Los aperitivos se dan con papas fritas, nachos, o incluso algún que otro pepinillo. Una gran cena se da con los abuelos, con los primos, con los amigos. Se da una pausa, y se arman los fuegos artificiales con los chicos, que quieren jugar. Se acompañan con el ruido de los fuegos artificiales de los vecinos en el fondo.
vitel toné(“ヴィテル・トネ”:イタリア、アルゼンチンで食べられる肉料理)
最後にデザートの登場です。デザートは、アイスクリーム、トゥロン、「Garrapiñada (キャラメルコーティングしたナッツのお菓子)」、そして定番のパン・ドゥルセ(上の写真の甘いパン)です。
Por fin sale el postre, con helado, turrón, garrapiñada, y además como siempre, pan dulce.
Garrapiñada(“ガラピニャーダ”:キャラメルコーティングしたナッツのお菓子)
Turrón(“トゥロン”:スペインの伝統的なクリスマス菓子)
夜の12時が近づき、ついにクリスマス当日を迎えます。みんなでシードル(リンゴ酒)やシャンパンのグラスを持って立ち上がり、そして声を揃えて「¡Salud! (サルー!)」または「¡Chinchín! (チンチン!)」と言って乾杯をします。
最後に、みんなでバルコニーや屋上に出て花火のショーを見るのです。
そんな夜を満喫したら、各自新年の計画を立て、お互いに挨拶をし、その夜はおひらきです。
Se acercan las 12 de la noche y con ella, un nuevo día, el día de Navidad. Se sirven copas con sidra de manzana o champagne, se levantan y se chocan al uníson de “¡Salud!” o “¡Chinchín!”. Finalmente se sale al balcón o la azotea para observar el espectáculo de luces de los fuegos artificiales. Una vez acallada la noche, cada uno hace sus planes, y se saluda y se da por terminada la noche.
翌朝は遅めに起床します。
そしてクリスマスツリーの下にあるものを見た時の喜びは、みんなが待ちに待った瞬間です。大声で「¡Están los regalos! (プレゼントがある!)」と叫ぶ時ですね!
Nos despertamos a la mañana tarde al día siguiente, contentos por ver lo que hay debajo de árbol, un momento que todos esperamos, cuando gritamos con energía “¡Están los regalos!”.
以上、Fabrizio先生よりアルゼンチンの夏のクリスマスの紹介でした!
アルゼンチンは、特にイタリアとスペインにルーツを持つ人が多いことから両国と同じ食べ物などが多く登場し興味深い内容でしたね。
以下に過去に紹介したスペインのクリスマスの記事のリンクを載せておきますので、是非比較してみて下さいね。
それでは、皆さん素敵なクリスマスを! ¡¡Feliz Navidad!!
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