¡¡Feliz Navidad!!(フェリス・ナビダッ!!)
スペイン語でメリークリスマスという意味ですが、今年は土日に重なったラッキーなクリスマス、みなさんはどんなクリスマスをお過ごしですか?
日本では、チキンを食べる人、レストランへ行く人、恋人間で過ごす人、子供へプレゼントをあげる人などが多いかと思いますが、スペインのクリスマスは少し違っています。
また、私たち日本人の多くがイメージするアメリカのクリスマスとも少し異なります。
スペイン国内でも地域によって差がありますが今回は、スペインの伝統的なクリスマスの過ごし方についてバレンシア出身のLaura先生が教えてくれましたので、ご紹介させて頂きます。
まず、とても意外ではあると思いますが、スペインにおける本当のクリスマスに相当する日は、なんと「1月6日」なのです!!
この日は、「Día de los Rayes Magos(ディア・デ・ロス・レジェス・マゴス)」=「レジェス・マゴスの日」と呼ばれています。
“Rayes Magos(レジェス・マゴス)”とは「東方の三博士」などと日本語に訳されたりしますが、私たち日本人にとって七福神のようなもので、7人ではありませんが「3人の神様」とイメージして頂くと分かりやすいかと思います。
その昔、この3人の神様が、1月5日の夜にイエスのもとを訪ね贈り物をしたことから、スペインではこの日にプレゼントの交換をします。これがクリスマス・イブに相当しますので、1月6日の朝、子供達は夜の間にRayes Magos(レジェス・マゴス)達が届けてくれたプレゼントに喜びの声をあげるのです。
スペインでは、この「レジェス・マゴスの日」の方が盛大ではありますが、12月24日と25日にも、家族で食事をする習慣があるそうです。
もちろん、そこでもプレゼントが交換されることもありますので、まるで2回クリスマスがあるようで羨ましいですね!
12月24日クリスマス・イブのことは、スペイン語で「Nochebuena(ノチェブエナ)」といいます。この日は、家族でディナーをします。
そして、ここでも意外なことですが、私たち日本人がチキンを食べることが定番化している一方で、スペインのクリスマス・イブのメインディッシュは肉ではなく「魚介」を食べるのが伝統的ということです!
そして日本のお正月のように、クリスマスには高価なものを食べることが多いそうですよ。
さらに、たくさんのスイーツを食べることもクリスマスの定番です。やはり、以前に紹介した「Turrón (トゥロン)」や「ポルボロン (Polvorón)」、「Bombón (ボンボン)」が伝統的なクリスマス・スイーツということです。
24日には家族で魚介をディナーとして食べますが、その翌日、25日には再び家族でクリスマスのランチを盛大に行います。ここでは、もちろんお肉も食べられます。
そんな私たちのクリスマスとは少し異なるスペインのクリスマスですが、家族で過ごす温かく大切なイベントなのですね。
是非、皆様も素敵なクリスマスと良いお年をお迎え下さい!
¡Feliz Navidad y Próspero Año Nuevo!