スペイン北部の旅② 〜País Vasco〜

先月、VamosのRika先生がスペイン北部を訪れており、お写真が届いておりますので、ブログと共に皆さんに紹介させて頂いております。

前回お届けした「スペイン北部の旅①(Navarra編)」の第2弾として、今回は『バスク地方』の紹介です!

バスク地方のことは、スペイン語で「País Vasco (パイス・バスコ)」といいます。ただし、バスク地方にはバスク語という独自の言語も存在しますので、バスク語では「Euskadi」と呼ばれ、スペイン語とは全く別の言語であることがわかりますね。

 

さて、このバスク地方で最初に紹介する街は、「Bilbao(ビルバオ)」です!

人気の旅行先スペインであっても、北部となると日本人の観光客は少ないため、「ビルバオ」は日本ではあまり知名度の高くない街かもしれません。
しかし、ビルバオはスペイン北部において最大の人口を誇り、美食とアートの街としてヨーロッパではとても有名な街なのです。

まずは美食について。
スペインでは、美食といえばバスクを連想する程、食文化が豊かな地域として知られています。
スペイン国内でミシュランの最高評価を受けているレストランはバスク地方に集中しており、そんなバスクの玄関がビルバオです。
星つきレストランが数多くあり、大衆的なバルさえもレベルの高いバルがひしめきあっているビルバオには、世界中から美食家が集います。

次は芸術です。
ビルバオには、スペインが誇る現代アート美術館「ビルバオ・グッゲンハイム美術館」があります。内部だけでなく、その建物自体も斬新な建築ですね。

ビルバオには歴史的建造物が立ち並ぶ旧市街がありながら、同時に現代アートの街としても知られているため、街のあらゆる場所に斬新なモニュメントなどを見つけることができます。

また、市内には「ネルビオン川」という大きな川が流れています。その川には17の橋がかかっており、いずれも有名な建築家が手がけた個性的な橋ばかりです。

Rika先生からの写真は、「ビスカヤ橋」。
世界遺産にも登録されている世界最古の運搬橋です。

写真をよく見ると、上からワイヤーでゴンドラが吊られているのが分かりますか?

この橋は船の往来を妨げない目的で造られているため、このワイヤーに吊られたゴンドラで人や車を運搬するのです。車は約6台、人は300人程を運ぶことができ、24時間営業、8分ごとに行き来しています。1893年に造られてから、現在も市民に愛され使用されています。

橋からの眺めも美しいですね。

 

そして、このバスク地方でもう1つ紹介させて頂くのは「Hondarribia(オンダリビア)」という街です。

この街はバスク地方の中で最も東に位置し、スペインとフランスとの国境にあるチングディ湾をはさんでフランス側と向かい合った街です。

EU内ですから、船に乗って気軽にフランス側へ渡ることもできます。

そんなオンダリビアの見所は、なんといっても美しい街並みです。

Rika先生が訪れた日は、あいにくのお天気だったようですが、可愛らしいカラフルな家々とそのバルコニーに飾られたお花など、まるで絵本の世界のようです。

そしてもちろん美食の州バスクだけあって有名なレストランやバルもたくさんあります。海辺の景色を眺めながらバスクの美味しい海の幸を楽しむことができます。

 

次回は、リオハ編をお届け致します!

つづく…

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