スペイン料理!といえば、『パエリア』!!

本日は、ちょっとお腹がすいてしまいそうな美味しいお話、日本人ならきっとみんな知っているスペイン料理「パエリア」についてのお話です!

 

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ちなみに、スペイン語では”PAELLA”と表記し、「パエージャ」「パエーリャ」に近い発音をします。

日本では、スペイン料理の代表のようなイメージもありますが、元々はスペインの中でも「バレンシア地方」の郷土料理で、その起源は9世紀頃にさかのぼり、アラブ人からバレンシア地方へ稲作が伝えられたのが始まりと言われています。パエリアには欠かせないお米に鮮やかな黄色を着色させる「サフラン」も同様にアラブから伝えられたと言われています。

そして、バレンシアはオレンジだけでなく、スペイン国内では良質なお米の産地としてもよく知られているのです。ちなみに、パエリアに使用されるお米は、細長いお米ではなく、日本のお米と同じ丸いお米を用いるのが一般的です。

このお米種類だけでなく、お米料理が好きなところや、魚介類を多く用いるところも、日本人にパエリアが愛される理由かもしれませんね。また、日本人と同じようにスペインの人々もパエリアの鍋にこびりついた「おこげ」を「ソカラ(Socarrat)」と呼びご馳走としているのです!

 

パエリアの具に関しては、地域や家庭によって様々です。日本では魚介類を用いるイメージが強いですが、伝統的なバレンシアのパエリアでは鶏肉やウサギ肉、インゲンやパプリカなどの山の幸もふんだんに使用します。

スペインの人々は1日の中で、夕食ではなく昼食を最もしっかりと食べる習慣があるので、基本的に夕食にパエリアを食べることはあまりなく、昼食として食べることが一般的です。

家族での昼食や、お祭りで巨大なパエリア鍋で調理されたものや、また週末などに屋外で調理することもしばしばあります。

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また、バレンシア地方からバルセロナのあるカタルーニャ地方にかけては、日本では意外と知られていない『フィデウア(FIDEUA)』という料理も有名です。フォデウアとは、パエリアとほぼ同じ調理方法なのですが、パエリアの「お米」の代わりに小さな「パスタ」を用いた料理です。

こちらは、VAMOSの講師、Laura先生の自宅で調理されたフィデウアの写真です。

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みなさんも、バルセロナ方面〜バレンシア地方にかけて旅行される際には、是非パエリアだけでなくフィデウアも試してみて下さいね!

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